株式会社いちたすは、30代の女性が活躍する組織です。
有難いことに「女性活躍組織の事例共有や子育てとの両立支援セミナーなどで話をして欲しい」などの依頼をいただく様になりました。

このブログは、私が考える女性活躍についての原体験の共有といちたすでの方針を書きたいと思います。

学生時代、社会人になってから感じた違和感

学生時代や社会人になってから、男女の在り方について度々違和感を感じていました。
一番身近なところだと、自分の家庭の話です。

愛する人との死別と経済難

わたしの家は、父が主な収入源となり、母がパートで家計を支えるといった、昭和最後の時代で共働きといった概念が浸透し始めた頃のありふれた家庭でした。

ある時、父が病を患い、既存の仕事が続けられなくなったことがありました。
当時学生だった私は、真っ先に父の命の心配をしたのを覚えています。

愛する父にもう会えなくなってしまうかもしれない。
この地球上のどこにを探しても、もう二度とお父さんには会えないんだ…。

親子の関係は良かったので、そんな絶望が私を襲いましたが…
最も父を愛している母の絶望は少し違うものでした。

「父が死んだら、私たちはどうやって生きていけば良いの?」

自分の稼ぎで子ども2人を養っていかなければいけない現実に母は狼狽えました。
最も愛する存在との別れに怯える前に、明日からどうやって食べていこうという、現実に怯えたのです。

お金が無ければ、最も愛する人との別れを純粋に悲しむことも、相手の身体を気遣うよりも先にお金のことを心配しなければいけないことに、当時の私は心にモヤモヤしたものがありました。

幸い父は一命を取り止め、別の仕事で家族を養ってくれましたが、今でもあの時のモヤモヤは心に残っています。

今思えば、私の女性活躍に対する想いはこの家族のエピソードが始まりだったのかもしれません。

女性たちによる、女性が活躍する組織

次に、学生時代に感じたエピソードを共有したいと思います。

大学に行く前に見ていた朝のニュース番組で流れてきた内容です。
映像では、エステサロンで働く女性と、施術を受けるお客様が映し出されました。

テーマは女性の社会進出や活躍についての特集です。
ニュースでは、女性たちによる、女性が活躍する職場と謳われていました。

当時の私は、なるほど、華やかな職場で女性が輝いている様に見え、確かに働きやすそう。
そう思いました。

そして、この社風を作った経営者へのインタビューや社内の仕組みへとシフトしていったのですが、
ニュースが進んでいくうちに…

「なんか違う。」
私はそう思いました。

インタビューでは、後半は男性経営者が出てきて、自社の仕組みについての話に切り替わりました。
インタビューの内容から推測される、組織の体制を図にするとこうです。

店長や経営者は男性陣で固められており、大きな方針や責任は男性陣で固めて、
女性は決められたことを実行するという役割分担でした。

私が出会った違和感のイメージ画像②

権限が大きいのは男性陣、責任が大きいのも男性陣。

女性たちによる、女性が活躍する組織…?本当にそうなのか?
当時の私はそう感じました。

今は経営者になったからこそ分かりますが、
この組織の給与が高いのも男性陣ということです。

一般的に働く時間が長い人、直接お客様と接する人が給与が高いと思われがちだと思いますが、
それは大きな誤解です。

責任を引き受けて決定する人が高い年収になります。

そのため、経営陣と比べて現場の給与も裁量も低いだろうと思います。

自分の人生を自分らしく生きるためには、自分で選択して、決定するといった経験を積み、スキルを磨くことが絶対に必要ですが、こういった構造ではそのスキルを磨くことが難しそうです。

独立をしたいと夫が言ったとき、自分はどうしたいか。

最後のエピソードです。
このエピソードは私が社会人になってから感じた違和感です。

友人が結婚して、何年か経過した時、夫側が長年の夢だった独立を考えるといったシチュエーションです。
その時、自分が妻側だったらどうしたいか。

私が出会った違和感のイメージ画像③
妻側の取り得る選択肢
  • 引き留める
  • 応援する

友人夫婦の場合ですが、妻側は「A引き留める」を選びました。

詳しく話を聞いたところ、今の世帯収入を維持したいからだそうです。
このご夫婦は夫の方が年収が高かったのです。

この話を聞いて、当たり前だと思う方が多いでしょうか。
でも、私は「B.応援する」を選択したいです。

もちろん、無謀な独立計画の場合は私も引き留めるとは思いますが…
人生は1度きり。

配偶者の何歳になっても挑戦したいという気持ちを応援したいと思いました。
大切な人や自分自身を守るためには間違いなく、経済力が必要になってくる。
そんな風に感じた、エピソードでした。

いちたすでの女性活躍

違和感に対する方針①

違和感に対するいちたすの方針①

これらの私が感じた違和感をいちたすでは無くしていきます。

まずは1つ目の方針です。
いちたすでは、男性が少ないこともあり、男女の役割を分けていません。

だからこそ、セミナーの準備をする裏方は女性、セミナー講師は男性みたいな役割分担、
この先男性が増えたとしても絶対にしません。

一方で、何か問題が起こった時、お客様からクレームがあった時、守ってくれる年上の男性上司も存在しません。

失敗も成功も全部自分の責任で対応します。

そして、誰かが決めたことを忠実に実行するという役割のほかに、自分で責任を持ち、決定して、人を巻き込んでいくといった役割もみんなが選べる様にします。

指示を忠実に実行することももちろん大切です。
問題なのは、選べないということだと思います。

私は裏方が得意だから、自分の意思で裏方をやりたいと選択決定するのと、人から選ばされているというのは全然意味が違います。

違和感に対する方針②

次に2つ目の方針です。

違和感に対するいちたすの方針②

配偶者が居ようが、居なかろうが、子どもが居ようが、居なかろうが、
大切なものを守りながら、自分らしく生きるためには経済力が必要だと思っています。

昨年人事評価制度を導入したことで、働きたい人は目標を達成して給与を上げて、それなりで良いという人は年収は下がりますが席が無くなるといったことはない、といった土台は整えました。

大切なのは、ガンガン働いて年収を上げるということ、プライベートが大切だから、年収はそこそこで良いということ、ライフステージに合わせて、自分で選ぶということです。

まだまだこれからですが、評価制度も今後磨いていきたいと思います。

そして、給与の水準としては仙台市の行政職員と同水準の年収を目指します。
仙台市は安定した職場なので、いちたすはもっと給与を高くしなければいけないと思っています。
とはいえ、大きな目標も一歩一歩、まずは仙台市の行政職員の年収を目指します。

こうして女性が責任ある選択や決定をして、経済力を身に付ける事で、男性も選択肢が広がり、みんなが一度きりの人生を楽しむ世の中になれば良い。そう思います。

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中小企業の実態と職員の将来像

民間給与実態統計調査

仙台市の行政職員の給与を目指すといいましたが、
中小企業の実態を共有しておこうと思います。

下記の図は国税庁のHPの民間給与実態統計調査です。

民間給与実態統計調査の画像

いちたすは全員で13名なので、10~29人の平均を参照します。
そうすると、男性の平均年収は544万円、女性の平均年収は314万円です。

平均年齢は男性が49.5歳、女性が48.5歳

平均勤続年数は、男性が13.8年、女性が10.6年です。

高いと感じますか、低いと感じますか。

注目すべきは男性の給与に対して、女性の給与は58%しかないということ。
つまり、中小企業の女性の役割は男性の補助的な業務ということが分かります。

仙台市行政職員の年収

次に仙台市の行政職員の給料表を表示しています。

仙台市行政職員の年収イメージ画像

中小企業と比べると、比較的浅い経験年数で高い年収となっています。

等級表をご覧いただくと、最も分布が多かった区分1の職員の平均年収は賞与と合わせて386万円
経験年数は平均で7.5年です。

区分2の平均年収は565万円で、経験年数は平均で17.8年、区分3の平均年収は624万円で、経験年数は27.3年です。

あくまでも単純計算ですが、22歳で新卒から就職した場合、平均的なペースだと30歳前後で386万円という水準が見えてきます。

いちたすのコンサルタント職の平均年収 

人数が少ないので、これからどんどん変わっていくと思いますが、いちたすの現状も計算してみました。

絞り込み条件
  • 正規職員
  • フルタイム
  • 営業部門
  • 12ヶ月勤務
  • 夏季・冬季賞与

上記の人たちの平均は、463万円でした。
経験年数の平均は2.6年です。

現状の年収と経験年数のイメージを作成してみました。
先ほど紹介した平均よりかなり遅く、金額を少なめに見積もったとしても、コンサル職は4年経験すれば少なくとも年収500万前後になる様にしたいです。

いちたすのコンサルタント職年収と経験年数イメージ画像

ただ、あくまでも現在の情報のため、これかれはもっと高くしていきたいと思っています。

2つのキャリアパス

次にキャリアについて説明します。
前期は新たに人事評価制度を作成しました。

弊社の職員は現在の給与テーブルを見れば分かりますが、いちたすでもデュアルラダー制度を導入しています。

いちたすのキャリアパスについてイメージ画像①

管理職と専門職の2つ用意していますが、管理職の方が給与が高くなります。

マネジメントは、業務の中でも難易度が高く、採用市場のなかでもマネジメント実績がある人は数が少ないため、特に社会から求められる人材ということでもあります。

需要と供給のバランスを考えた時、マネジメント経験者の年収が上がるのは必然です。

コンサルとして成長して、お客様から求められて売上を上げて、部下を育てるというのが、ガンガン稼ぎたい人の働き方です。

私はそこまで働かなくても良い、マネジメントはやりたくないという気持ちが女性には強いと、保育園の経営者からよく聞きます。

本当にそれで良いのでしょうか。

管理職はやることが増えて給与はあまり変わらないと考える人が多いですが、いちたすでは全く、そんなことはありません。

私は、ライフステージの変化に大きく影響を受ける女性こそ早くキャリアアップするべきだと考えています。

管理職は専門職と比べて、確かに責任は大きいですがその分、拘束時間が少なくなります。

ライフステージが変化して、子育てや介護と業務を両立したいとなった時、まだ自分が現場にいて、第一線で活躍している場合、どうやって休みを取るのでしょうか。

いちたすのキャリアパスについてイメージ画像②

その点管理職は、数字に責任を持ち、部下を育成して動かすのが本業なので、精神的な苦労はありつつも、急な休みに対応しやすいと言えます。しかも給与が高く、市場価値も高くなります。

マネジメントをやったことが無いから出来ない、というのは当たり前です。

いちたすの職員には、プレイヤーのうちから、自分が上司だったどうするか?といった問いを持ち、弊社で導入している識学のマネジメント研修を受講したり、書籍で学ぶことをおススメしています。

以上が私の考える女性活躍と、いちたすの職員の将来像のご紹介でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

代表取締役大窪由衣の署名画像

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