※こちらは2024/03/05にメールマガジンで配信した内容です。
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いつもお世話になっております。
株式会社いちたす マーケティングチームです。
幼稚園、保育園、認定こども園、小規模保育事業、企業主導型保育事業など
様々な施設類型の経営に役立つ情報を配信しています。
本日は、株式会社いちたす代表取締役のエッセイをお届けします。
当社のメルマガをご覧いただきまして、ありがとうございます。
株式会社いちたす代表取締役の大窪由衣と申します。
本日はブランディングについてです。
ブランディングには2種類が存在する
最近よく耳にする幼保業界の「ブランディング」ですが、
ブランディングには、「インナーブランディング」と「アウターブランディング」の2種類が存在する。
という話は、聞いたことがございますでしょうか?
ご存じの方も多いかもしれませんが、
それぞれ対象と目的が異なります。
まずは、「インナーブランディング」の場合です。
対象は、
法人内であり、園に所属する全職員となります。
目的は、
理念を通して職員からの共感を獲得し、
帰属意識を高め、理念に沿った行動を促すことです。
例えば、判断基準を明確にすることで職員が働きやすくなり、
既存職員の離職率を低下させるなどの効果があります。
次に、「アウターブランディング」の場合です。
対象は、
法人外であり、保護者や出入り業者、地域住民など、
園の外の方々になります。
目的は、
理念を通して、外部の人からの共感を獲得し、
理念の共感を通して、求める行動を促すことです。
例えば、
保護者の入園希望の第一位を獲得することなどが考えられます。
または外部業者が自園を良く思ってくれて、宣伝をしてくれるなどもあります。
この2つのブランディングはいうまでもなく、
同じ方向を向いている必要があります。
ブランディングにおける表現の使い分け
みなさまは、
インナーブランディングとアウターブランディングに、
まったく同じ表現を使っていらっしゃるでしょうか?
まったく同じ表現を使ったとしても、
筋が通ることが理想ではありますが…
表現や文章を変えた方が良い例もございます。
弊社の例で大変恐縮なのですが…
いちたすの理念は、
「明るい未来は子どもから」
いちたすの使命は、
「経営者の家族になる」
上記2つの言葉があります。
ストーリーとしては、以下の通りです。
- 幼保業界の経営者に家族のように寄り添い、
ご支援する - 経営者が本業に集中することが出来る
- 職員や子どもが幸せになる
その幸せはみんなに広がり、
好循環の最初を応援するのが私たちの仕事です。
上記のように、理念と使命は繋がっているのですが、
「自社HP」と「求人サイト」ではどちらを大きく扱うのか少しだけ変えています。
私たちの場合、「経営者の家族になる。」
という会社設立のきっかけでもある使命は、
単体で表現すると、求職者からの共感を得られない場合が多い。
ということに気が付きました。
おそらく、求職者は経営者と直接触れ合う機会が少ないからではないかと考えています。
ですが、子どもがいる求職者からは「明るい未来は子どもから」に共感が得られる場合が多いです。
そのため、求人向けの表現はかならずストーリーとして表現し、
つながりを意識しています。
幼保業界のブランディングで共感を得るポイント
弊社の例はここまでにしまして、
つながりを意識していただきたい、
幼保業界の例をあげるとすれば、以下の様な言葉を使う場合です。
- 地域で1番人気の保育園になる
- 地域のモデル園になる
上記のように、
内部のモチベーションを外部向けに発信しても、
対象の保護者や業者からの共感を得られないことがあります。
この場合は、1番人気に至るまでの道のりを表現すると、
外部の方から共感を得ることが出来るのではないか?
と考えます。
まとめ
ご自身の園のブランディングについて
インナーブランディングとアウターブランディングという観点で考えるとどうなのか?
この機会に見直してみると、面白いかもしれません!
機会がございましたら、
みなさまの園のこだわりのブランディングについて、
お聞かせ下さい!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
何かのお役に立ちますと幸いです。
次回もよろしければ、ご覧下さいませ。