こんにちは、長 恵理奈です。
今回はアレックス・バナヤン著、大田黒奉之訳「The Third door精神的資産の増やし方」をご紹介します。

アレックス・バナヤン氏はアメリカの大手出版社クラウンパブリッシャーズと史上最年少で契約した作家であり、投資家としても活躍されています。本書は、ビル・ゲイツやレディーガガのような成功者はどのように成功への一歩を踏み出したのか、本人へのインタビューを通して得たことを本にしてシェアしたいという著者の想いから書かれた一冊です。
新しいことにチャレンジしたい人や何かに行き詰まった人にオススメです。
きっと著者の行動やインタビューを通して得るものがあると思います。

本書では、人生、ビジネス、成功をナイトクラブに例え、常に3つのドアが用意されているとしています。
・ファーストドア:99%の人が並ぶ正面入り口
・セカンドドア:VIP専用の入り口
・サードドア:誰も教えてくれない入り口。裏道を抜け、何百回もノックして窓を乗り越えた先に必ずある。

成功者はこのサードドアに気づき、こじ開けていると述べています。

本書の中で特に印象に残っているのはジェシカ・アルバのインタビューでの一言です。

「自分の置かれた場所でなるべく多くのものを得られれば十分だし、他の人と自分を比べる必要なんかない。自分の歩む道をちゃんと見ることよ。その先に何が待っているかとか、その先のゴールがどこにあるかはあなた次第。それを決めるのはあなたで、別の道を行こうなんて思わなくていい。」 (引用元:The Third Door P388)

The Third Door アレックス・バナヤン著 大田黒 奉之訳 東洋経済新報社 P388

SNSを介して簡単に情報を得ることができ、つい自分と比べてしまったり羨ましくなることもありますが、結局は自分の道で頑張るしかない、強い意志と忍耐強く努力できるかどうかなのだと感じました。

本書は成功するための方法が書かれたハウツー本ではなく、著者がインタビューを行う過程で失敗を繰り返しながらも学び、成長しながらサードドアをこじ開けていく姿が描かれており、物語のように読むことが出来きる一冊だと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

株式会社いちたす
長 恵理奈

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