仙台市が主催し、株式会社ボーダレス・ジャパンが企画・運営となる社会起業家伴走支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」に、弊社(株式会社いちたす)代表取締役の大窪由衣(以下、大窪)が採択されました。
本記事では、社会起業家伴走支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」の内容と、本プログラムを通して大窪が取り組みたいことなどについてまとめています。
社会起業家伴走支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」とは

社会起業家伴走支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」とは、仙台・東北を拠点にビジネスを展開する方に対して、効果的なプレゼンテーション指導や投資先や協業先と出会う場を提供することで、事業による社会課題の解決を後押しするプログラムです。
本プログラムに選ばれた方は「事業モデルの確立」や「事業拡大のための企業とのマッチング」により、ソーシャル・インパクトの拡大を目指します。
社会起業家伴走支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」の詳細は、下記のリンクからご覧になれます。
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「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」のインスタグラムでの投稿によると、本プログラムの選考通過倍率は4倍以上だったそうです!
そんな狭き門をくぐり、本プログラムに採択されたのですね…
「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」に弊社社長が参加した背景や取り組みたいこと

仙台・東北を拠点にさまざまな社会課題解決に取り組む中で、大窪は「幼児教育・保育業界の業務改善及び本質的価値の追求」をテーマに掲げ、本プログラムに取り組みます。
そんな大窪に、本プログラムに参加を決めた背景や実現したいことなどについて聞いてみました。

「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」への参加を決めたきっかけを教えてください。

私の起業の理由も今のメンバーのいちたすへの入社理由もお客様の事業内容も、大枠は社会貢献で繋がるため、今回のプログラムは私たちに合っているのではないかと考え、参加する事にしました。
個人的な理由としては、メンバーが新しい事に臆せず挑戦している状況なので、私も負けずに挑戦したいと思い、応募しました。

「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」では、どんなことに取り組むのですか?

プログラムのメンターの方に自社の事業の内容について、より社会課題解決のための核心を突いた事業になるよう、伴走いただきながら、協業他社様になり得る可能性の方に向けて、プレゼンテーションを行い、様々な方と出会う予定です。

「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」を通して実現したいことを教えてください。

既存の事業の深耕か、新規事業の開始かは未だ始まっていないので分かりませんが、社会課題の解決にダイレクトにアプローチ出来る様な会社になりたいと考えています。
「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER 2024」の実施スケジュール

本プログラムは9月中旬から開始し、下記のスケジュールで進行する予定です。
- 2024年9月20日: キックオフイベント
- 2025年1月下旬: マッチングイベント(東京で開催予定)
- 2025年2月中旬: 最終報告会
- 2025年3月上旬: マッチングイベント(福岡で開催予定)
2024年9月20日(金)に行われるキックオフイベントは、INTILAQ東北イノベーションセンターにて行われるため、ご興味のある方は会場に足を運んでいただけますと幸いです。
キックオフイベントの詳細はこちらからご確認をいただけます。
2025年1月下旬と3月上旬に行われるマッチングイベントでは、ベンチャーキャピタルや、協業ないし支援をいただけそうな方々をお呼びし、事業拡大を目指すピッチ大会や交流会を予定しています。
上記のスケジュール以外にも、短時間で分かりやすい提案をするプレゼンテーション(ピッチ)をするためのピッチ指導や、事業の状況に応じたアドバイスや支援を定期的に受けていく予定です。
本プログラムについて進捗がございましたら、改めてご紹介させていただきます。
プログラムに参加して、得られたこと。
このプログラムに参加していちたすがどの様に変わったのか、改めてまとめてみました。
代表・会社としてのスタンス
ビジネスの場で「〇〇を解消し、あるべき姿に正したい」といった自分なりの希望を共有すると、「マネタイズ出来ると良いね」「まずは利益ね」といった生暖かい笑顔と共に返ってくる反応…自分が所属する場所や活躍の場を得ていないと感じ、もどかしさを感じていました。
仙台市が提供してくれたSIBという機会、ボーダレスジャパン様に伴走いただいたことで、代表としてのポジションや自社のメディアとの付き合い方を得たと考えています。
事業とは、そのまま自分の人生になるのだから、まずは理念、そしてビジネスの順番を大切にしたいと考えていた私にとって、「ソーシャルコンセプト」と「ビジネスコンセプト」の2本の柱をどちらも妥協せずに立てるという方法に目から鱗が落ちました。

融資を受ける際も、金利面で優遇されている、ソーシャルビジネス借入金でご提案いただける様になりました…!
採用活動への好影響
プログラム参加前は、幼稚園や保育園業界にどっぷり漬かり、業界の関係者しか共感出来ない事業の説明になっていました。
メンターの方に伴走いただき、理論の抜けや飛躍、重複など指導いただき、多くの方に共感をいただきながら、事業を理解していただける、シンプルな訴求方法に変えることが出来たのでは無いか?と考えています。
広く仲間を集めたいと言っておきながら、伝わる人にだけ伝われば良いといった発信になっていたのだと、しみじみ感じています。

ファイナルピッチの動画も仙台市のHPに掲載されているので、面接前に事前に視聴して来て下さる方もいました。
既存事業とシナジーが生まれる新規サービスの企画
当初、②を目的にプログラムに参加しましたが、メンターから「課題の根本は何か?」そして、解決に「最もインパクトがある方法」は何か?といった、2点を徹底的に深堀していただきました。
ビジネスモデルがガラリと変わった訳ではないですが、既存事業の強みを活かした新サービスの企画まで立ち上がりました!
希望に向かって共に走る仲間
また、方法やビジネスモデルは異なっても、希望に向かって全力で取り組む仲間と出会う事が出来ました。
共に採択された方々とは、プログラムが終わった後も度々相談に乗っていただいたり、食事に行ったり、お会いする度に刺激と深い学びがあります。
素敵な出会いに感謝しかありません!