和歌山県庁様からのご依頼で、和歌山県内の幼保施設・自治体職員の皆様を対象に、処遇改善等加算セミナーの講師を務めさせていただきました。
本セミナーは全4回で構成され、認定業務を県から一部市町村へ権限移譲するにあたり、講義を通して処遇改善等加算制度への理解を深め、施設運営や幼児教育・保育に役立てるための基盤を築くことを目的としています。
第1回 処遇改善等加算の基本と全体像
第2回 処遇改善等加算の一本化と区分3の研修要件
第3回 申請書類の作成と確認
第4回 実績報告書の作成と確認、人件費の改定分の動向
2025年10月7日に開催された第1回セミナーでは、「処遇改善等加算の基本と全体像」をテーマに、第2回以降の内容を理解するために必要な前提知識について解説いたしました。
第1回の本セミナーでは、処遇改善等加算制度の概要や手続き、労務との関係性など制度の趣旨に沿った実務を行うために必要な知識を詳しくお伝えしております。

今回のセミナーでは、「認定業務の権限移譲に向けて、処遇改善等加算制度を初めて学ぶ自治体職員や施設の担当者の方々が制度への理解を深め、処遇改善等加算の認定や実績報告書の作成が実践できるような勉強会にしたい」とのご要望をいただきました。
初級から実践までの内容をより詳しくわかりやすくお伝えできるよう、講義を4回に分けて構成いたしました。
研修で取り扱うテーマや内容の構成等につきましては、お客様のご要望に応じて柔軟に対応させていただきます。
本記事では、処遇改善等加算セミナーのご依頼に至った経緯、第1回セミナー当日の様子などをご紹介しています。
弊社では幼児教育・保育業界関係の事業者様向けの説明会を随時承っておりますので、お気軽に
お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
処遇改善等加算セミナーご依頼までの経緯

本セミナーは、和歌山県庁様から「認定業務を県から市町村へ権限移譲するにあたり、和歌山県内の幼保施設および自治体職員を対象に、処遇改善等加算制度への理解を深めるための勉強会を開催したい」とのご相談を弊社ホームページよりいただき実現いたしました。
処遇改善等加算の一本化に伴い、区分1・区分2・区分3すべての加算について、認定主体が統一されました。

都道府県で行う認定事務を市区町村(指定都市、中核市、特定市町村を除く)へ委任する場合、その具体的な程度については、都道府県と市町村の間で協議し決定することになります。


権限移譲の際は、都道府県と市町村の間でどこまで確認を行うか、確認の方向性や判断基準について、共通理解と認識のすり合わせが必要になるかと存じます。
円滑な事務作業と適正な制度運用へ向けて、「まずは勉強会を開催し、組織全体で情報収集を行い、認識合わせを行いたい」などのご要望がありましたら、気兼ねなく弊社のお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
処遇改善等加算制度に関する通知は、公用文特有な表現もあり言葉の定義が難解なため、自治体や幼保施設の多くの方が対応に困惑されています。
特に処遇改善等加算の認定、実績報告書の作成にあたる事務負担は大きな課題となっており、制度の難しさから、多くの施設が自治体職員への質問や対応に頼らざるを得ない状況にあります。
そのためセミナー資料は、制度の解説から認定書類の確認のポイントまで解説しながら、今後もマニュアルとして活用いただけるよう工夫いたしました。

県のご担当者様は、お一人で60施設もの認定作業を担当されており、大変なご苦労が伺えました。
全4回のセミナーを通して、処遇改善等加算に関わる皆さまの事務負担の軽減に繋がるよう、セミナー内容構築・開催に弊社一同尽力させていただきます。
処遇改善等加算セミナーの紹介

和歌山県は南北に長い地理的特性から、現地開催が難しいとのことで、オンライン形式での開催となりました。
| 開催名 | ゼロから始める!処遇改善等加算セミナー <第1回:処遇改善等加算の基本と全体像> |
| 開催日 | 2025年10月7日(火) |
| 開催時間 | 午後1時~午後3時(所要2時間) |
| 開催形式・場所 | オンライン(ZOOM)でのリアルタイム配信 |
| 主催者 | 和歌山県共生社会推進部こども家庭局こども未来課保育班 様 |
| 参加者 | 和歌山県内の自治体職員様、認定こども園・保育園・幼稚園等の施設長、ご担当者様(約140名) |
| 本セミナー 開催目的 | 全4回の講義を通して、処遇改善等加算の制度を理解し、施設運営や幼児教育・保育に活かす土台を築くこと |
| 第1回 開催目的 | 処遇改善等加算の基礎知識と全体像の理解による、第2回以降の内容理解に必要な前提知識の習得 |
| 開催内容 | 0.本セミナーのねらい 1.処遇改善等加算の目的と概要 2.処遇改善等加算の年間フロー 3.処遇改善等加算の用語 4.公定価格における人件費の改定分の目的の概要 5.処遇改善等加算と労務の関係 6.まとめ 7.事前にいただいたご質問への回答 |
今回の第1回セミナーでは、「処遇改善等加算の基本と全体像」について解説し、第2回以降の内容を理解するために必要な前提知識の習得をねらいとしております。
まずはじめに処遇改善等加算制度の概要や手続きについて説明し、制度の全体像を把握いただいた上で労務との関係性などを解説することで、制度への理解を深め制度の趣旨に沿った実務を行うために必要な知識を習得いただけるようなセミナー内容となっております。
また、質疑応答の時間では事前に寄せられたご質問にも回答いたしました。
下記画像は、本セミナーの資料の目次です。

本セミナーで使用した資料の一部をご紹介させていただきます。



第1回セミナーでは、処遇改善等加算の基礎知識の習得と全体像の理解を目標に、用語の解説や事務手続きの流れについて解説いたしました。
セミナーにご参加くださった皆様の処遇改善等加算制度へのご理解が深まり、今後の運営の一助となれば幸いです。
処遇改善等加算の一本化に関する勉強会の開催実績として、下記記事ではオンラインセミナーの内容や当日の様子をご紹介しております。
セミナーの様子

セミナーはZoomによるオンライン形式で開催いたしました。
下記の画像は、本セミナーのオンライン画面です。

下記の画像は、事前にいただいたご質問への回答の様子です。


お忙しい中たくさんの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
いちたすで作成している資料は「わかりやすさ」を重視し、 事前質問をいただく形式で、一方通行にならないようにと工夫しています。
そして、Zoom退出時にリアクションくださった方、温かいお心遣いをありがとうございました。 個人的に、大変嬉しく思いました!
今回のご説明が、参加された皆様のお役に立てましたら幸いです。
第1回セミナー まとめ
第1回セミナーは、和歌山県内の自治体職員様、幼保施設のご担当者様合わせて140名以上の方にご参加いただきました。セミナーにご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
次回の第2回セミナーは「処遇改善等加算の一本化と区分3の研修要件」をテーマに、処遇改善等加算の一本化に伴う、使い道・支給対象者・支給方法の変更点についてお伝えいたします。
第1回 処遇改善等加算の基本と全体像
第2回 処遇改善等加算の一本化と区分3の研修要件
第3回 申請書類の作成と確認
第4回 実績報告書の作成と確認、人件費の改定分の動向
従来の加算Ⅱにあたる区分3の要件は他の区分よりも複雑な部分があるため、第2回では区分3の要件を理解し、毎月の支給額を検討できるよう、段階を踏まえながら詳しく解説いたします。
弊社では保育業界の事業者様を対象とした勉強会を随時開催しております。ご興味のある方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませ。

和歌山県庁様にはセミナーの開催にあたり多くのお力添えをいただき、誠に感謝申し上げます。
「処遇改善等加算に関する勉強会を通じて、一度に多くの職員の方々や施設ご担当者様の疑問を解消したい」等のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
弊社に研修会などの講師をお任せしていただける際は、
- 現地に講師が伺って開催
- オンライン配信の映像を現地のスクリーンに投影する形での開催
- 参加者もオンラインで視聴いただく形での開催
- 講師の説明動画を納品し、お好きなタイミングで動画を視聴いただく形での開催
など、柔軟に対応させていただきますので、ぜひ一度お問い合わせフォームよりご相談くださいますと幸いです。
保育業界に関する内部研修の企画・運営コンサルティングは株式会社いちたすへ

いちたすでは、お客様のご要望に応じて新入職員向けの研修や、園長・主任といった幹部(管理職)向けの研修を企画・運営を行っております。
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